M・R・ジェイムズカイダンゼンシュウ

M・R・ジェイムズ怪談全集〈2〉

M・R・ジェイムズ
紀田順一郎


M・R・ジェイムズ怪談全集〈2〉

ジャンル
ホラー > 短編集
レーベル
創元推理文庫(F)

判型:文庫判
ページ数:387ページ
初版:2001年11月16日

ISBN:978-4-488-52803-4
Cコード:C0197
文庫コード:F-シ-2-3

造形:ひらいたかこ/写真:野本裕司
装幀:東京創元社装幀室


内容紹介

ジェイムズの怪談に描かれる恐怖はいずれも鮮烈で、幽霊や妖怪はその手で触れてきそうなほどになまなましい。第2巻には、古書市で入手した日記が招く恐怖を描く傑作「ポインター氏の日記帳」、見えざるものが見える双眼鏡の怪「丘からの眺め」など後期作品に、本邦初訳作を加えた21編を収録。眠れぬ夜には恐怖を心ゆくまでお愉しみあれ。


紀田順一郎

(キダジュンイチロウ )

1935年横浜市生まれ。慶應義塾大学卒業。商社勤務を経て、日本近代史と書誌学を中心とする研究活動に入る。2008年、『幻想と怪奇の時代』で第61回日本推理作家協会賞を受賞。同年には、神奈川文化賞も受賞した。また、06年から12年まで神奈川近代文学館館長を務めている。主な著書に『東京の下層社会』『20世紀モノ語り』『戦後創成期ミステリ日記』『蔵書一代』『古本屋探偵登場』『夜の蔵書家』『神保町の怪人』などがある。訳書に『M・R・ジェイムズ怪談全集1、2』ほか。