第12回鮎川哲也賞受賞

スクリプトリウムノメイキュウ

写本室の迷宮

後藤均


写本室の迷宮

ジャンル
国内ミステリ > 鮎川哲也賞
レーベル
創元推理文庫(M)

判型:文庫判
ページ数:306ページ
初版:2005年2月28日

ISBN:978-4-488-45001-4
Cコード:C0193
文庫コード:M-こ-2-1

装画:フリーニ「信頼」
装幀:東京創元社装幀室


内容紹介

【第12回鮎川哲也賞受賞作】
大学教授にして推理作家の富井に託されたのは、著名な画家・星野が遺した手記だった。――終戦直後のドイツ。星野が迷い込んだ城館には推理の達人たちが集い、犯人当て小説「イギリス靴の謎」に挑まんとしている最中だった。だが、現実に殺人が起きたのだ! 推理合戦の果てに到達した、驚愕の解答とは。さらに手記には大いなる秘密が隠されているという。富井はすべての謎を解き、星野の挑戦を退けることができるのか。



後藤均

(ゴトウヒトシ )

1958年東京都生まれ。慶應義塾大学経済学部卒。1986年シカゴ大学経営大学院を卒業。02年、『写本室(スクリプトリウム)の迷宮』で第12回鮎川哲也賞を受賞。他の著作に『グーテンベルクの黄昏』がある。