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東堂のフライが国際コンテストに入賞したのを機に、いざ世界進出と、パリへと向かった国分寺の釣具店《ラストホープ》の面々。同時期、フランスの片田舎で、役場の出納係が不慮の死を遂げる。村の裏金の行方を知る唯一の人物の死に困惑する村長らは、偶然出会った東堂たちに、裏金探しを依頼することになるが──。愛すべき悪漢たちのフランスでの活躍を描く、シリーズ第二弾! 解説=福井健太
浅暮三文
(アサグレミツフミ )1959年兵庫県生まれ。関西大学卒。98年『ダブ(エ)ストン街道』で第8回メフィスト賞を受賞しデビュー。2003年『石の中の蜘蛛』で第56回日本推理作家協会賞を受賞。主な著作は『針』『殺しも鯖もMで始まる』『ラストホープ』などがある。