アサガオハマダサカナイ

朝顔はまだ咲かない

小夏と秋の絵日記

柴田よしき


朝顔はまだ咲かない

ジャンル
国内ミステリ > 青春ミステリ
国内ミステリ > 本格ミステリ
レーベル
創元推理文庫(M)

判型:文庫判
ページ数:336ページ
初版:2010年9月30日

ISBN:978-4-488-44001-5
Cコード:C0193
文庫コード:M-し-5-1

装画:遠田志帆
装幀:大野リサ


内容紹介

あたし、鏡田小夏、19歳。母と二人で暮らすマンションの一室が、たったひとつのあたしの城。高校時代のいじめから“ひきこもり”となったあたしを訪ねてくるのは、親友の宮前秋だけ。いつも、恋の話や自分がであった不思議な出来事の話をしてくれる。健気で一途な小夏、イマドキだけど天真爛漫な秋、大人未満の少女二人が織りなす、愛すべきストーリー。感動の青春ミステリ連作集。解説=早見裕司


目次

「ひまわりの誘惑」
「黒い傘、白い傘」
「さくら、さくら」
「朝顔はまだ咲かない」
「見えない人」
「窓を閉めて」
「新学期――エピローグ――」


柴田よしき

(シバタヨシキ )

1959年東京生まれ。青山学院大学卒。95年『RIKO−−女神(ヴイーナス)の永遠』で第15回横溝正史賞を受賞しデビュー。本格ミステリから、ホラー、ファンタジーなど多ジャンルで活躍する。近著は『所轄刑事・麻生龍太郎』『小袖日記』『朝顔はまだ咲かない』『やってられない月曜日』。