判型:四六判仮フランス装
ページ数:250ページ
初版:2008年5月30日
ISBN:978-4-488-01210-6
Cコード:C0093
装画・装幀:the GARDEN 石川絢士
就職が決まらない大学四年の僕は、アルバイトを終えた早朝、摩耶優麗と出会った。こんなバイトをすることになった、その要因をズバリ言い当てた優麗は、占いの力で時を遡り僕の過去を覗いてきたという。さらに僕が遭遇したスリ事件を、鮮やかに解決した優麗のもと、(株)魔泉洞に就職することになった僕。果たして、優麗の力は占いなのか? それとも推理なのか? カリスマ占い師・麻耶優麗の名推理と、優麗に翻弄される石狩くんの受難を、ユーモラスに描いた、本格ミステリ連作集。
文庫版では『ぼくとユーレイの占いな日々』と改題しました。
「時をかける熟女」
「まぼろしのパンフレンド」
「謎の転倒犬」
「狙われた学割」
「七セットふたたび」
柴田よしき
(シバタヨシキ )1959年東京生まれ。青山学院大学卒。95年『RIKO−−女神(ヴイーナス)の永遠』で第15回横溝正史賞を受賞しデビュー。本格ミステリから、ホラー、ファンタジーなど多ジャンルで活躍する。近著は『所轄刑事・麻生龍太郎』『小袖日記』『朝顔はまだ咲かない』『やってられない月曜日』。