第26回鮎川哲也賞受賞

ジェリーフィッシュハコオラナイ

ジェリーフィッシュは凍らない

市川憂人


ジェリーフィッシュは凍らない

ジャンル
国内ミステリ > 本格ミステリ
国内ミステリ > 鮎川哲也賞
レーベル
創元推理文庫(M)

判型:文庫判
ページ数:382ページ
初版:2019年6月28日

ISBN:978-4-488-40621-9
Cコード:C0193
文庫コード:M-い-11-1

装画:影山徹
装幀:鈴木久美


内容紹介

●綾辻行人氏推薦──「『そして誰もいなくなった』への挑戦であると同時に『十角館の殺人』への挑戦でもあるという。読んでみて、この手があったか、と唸った。目が離せない才能だと思う。 」

特殊技術で開発され、航空機の歴史を変えた小型飛行船〈ジェリーフィッシュ〉。その発明者である、ファイファー教授たち技術開発メンバー6人は、新型ジェリーフィッシュの長距離航行性能の最終確認試験に臨んでいた。ところがその最中に、メンバーの1人が変死。さらに、試験機が雪山に不時着してしまう。脱出不可能という状況下、次々と犠牲者が……。第26回鮎川哲也賞受賞作。解説=千街晶之



市川憂人

(イチカワユウト )

1976年神奈川県生まれ。東京大学卒。在学時は文芸サークル・東京大学新月お茶の会に所属。2016年、『ジェリーフィッシュは凍らない』で第26回鮎川哲也賞を受賞しデビュー。同作は各種年末ミステリベストにランクインし、話題を呼んだ。他の著作に『ブルーローズは眠らない』『グラスバードは還らない』『ボーンヤードは語らない』『神とさざなみの密室』『揺籠のアディポクル』『断罪のネバーモア』『灰かぶりの夕海』がある。