サムホーソーンノジケンボサン

サム・ホーソーンの事件簿〈III〉

エドワード・D・ホック
木村二郎


サム・ホーソーンの事件簿〈III〉

ジャンル
海外ミステリ > 本格ミステリ
海外ミステリ > 連作短編集
レーベル
創元推理文庫(M)

判型:文庫判
ページ数:412ページ
初版:2004年9月24日

ISBN:978-4-488-20105-0
Cコード:C0197
文庫コード:M-ホ-4-4

装画:西山クニ子


内容紹介

ピクニック中に突如駆け出し、川に転落した女性。一緒にいた夫も、何が起きたのかさっぱりわからないという。サム・ホーソーンも困惑した、不可解な死の真相とは?(「墓地のピクニックの謎」)。自殺した男は、町長殺害を遺書で自白していた。だが、実際に謎の狙撃事件が起きたのは、その翌日のことなのだ!(「防音を施した親子室の謎」)。その他、サム・ホーソーンの活躍譚全12編に加え、ノンシリーズ短編の「ナイルの猫」を収録。難事件・怪事件満載の第3集。

*第2位『IN★POCKET』文庫翻訳ミステリーベスト10/作家部門
*第2位『2005本格ミステリ・ベスト10』海外本格ミステリ編


目次

「ハンティング・ロッジの謎」
「干し草に埋もれた死体の謎」
「サンタの灯台の謎」
「防音を施した親子室の謎」
「危険な爆竹の謎」
「描きかけの水彩画の謎」
「密封された酒びんの謎」
「消えた空中ブランコ乗りの謎」
「真っ暗になった通気熟成所の謎」
「雪に閉ざされた山小屋の謎」
「窓のない避雷室の謎」
「ナイルの猫」


エドワード・D・ホック

アメリカの作家。1930年ニューヨーク州生まれ。1955年、雑誌にサイモン・アークもの第1作となる短編「死者の村」が掲載されデビュー。以降50年以上にわたり、短編ミステリの第一人者として活躍し続けた。サイモン・アーク、怪盗ニック・ヴェルヴェット、レオポルド警部やサム・ホーソーン医師など、多種多彩なキャラクターを起用して謎解きの醍醐味を満喫させる作風は本国でも高く評価され、2001年にはアメリカ探偵作家クラブ(MWA)生涯功労賞を受賞したほか、数々の栄誉に輝いている。2008年没。