1972年英国推理作家協会(CWA)賞ゴールド・ダガー受賞

グリーンサークルジケン

グリーン・サークル事件

エリック・アンブラー
藤倉秀彦


グリーン・サークル事件

ジャンル
海外ミステリ > スパイ小説
レーベル
創元推理文庫(M)

判型:文庫判
ページ数:408ページ
初版:2008年9月12日

ISBN:978-4-488-13703-8
Cコード:C0197
文庫コード:M-ア-3-3

写真:(c)Stockbyte/Neil Beer/Getty Images
装幀:本山木犀


内容紹介

【CWA最優秀長編賞受賞作】
中東で同族企業を営む実業家マイクル・ハウエルは、不幸な偶然の結果、ゲリラ組織〈パレスチナ行動軍〉の指導者サラフ・ガレドに、組織への全面的な協力を強要される。みずからと会社を窮地から救うため、危険な賭けに出るハウエル――。当事者自身が詳らかにする、中東世界を震撼させた“グリーン・サークル事件”の真実とは。スパイ小説の大家が東地中海を舞台に円熟の筆致で描く、1972年度CWA最優秀長編賞受賞作。解説=直井明



エリック・アンブラー

イギリスの作家。1909年生まれ。1998年歿。『あるスパイへの墓碑銘』や『ディミトリオスの棺』『武器の道』など数々の傑作で知られる。CWA(英国推理作家協会)最優秀長編賞を2回、MWA(アメリカ探偵作家クラブ)最優秀長編賞を1回受賞し、さらにはCWA・MWAの両団体から功労賞を授与されるなど、多くの栄誉に彩られた、まさにスパイ小説の大家と呼べる存在である。


藤倉秀彦

(フジクラヒデヒコ )

1962年生まれ。青山学院大学第二部英文学科卒業。英米文学翻訳家。