- ミステリ
- 本格ミステリ
- 警察小説
- 歴史ミステリ
- サスペンス
- ハードボイルド
- 倒叙推理
- 青春ミステリ
- コージー
- 犯罪小説
- ロマンティック・ミステリ
- ユーモア・ミステリ
- パスティーシュ
- 連作短編集
- 短編集
- アンソロジー
- 評論・研究
- 少年・少女探偵
- スパイ小説
- エスピオナージュ
- 冒険小説
- 冒険
- 時代冒険
- バラエティ
- ユーモア
- 法廷もの
- スリラー
- 怪奇スリラー
- 海洋冒険
- 評伝
南仏の風光明媚な避暑地に遊びに来た青年のカメラの中に、いつの間にかツーロン軍港を写した機密写真が入っていた。青年は、自らの手で真犯人を突きとめるか、国外追放の憂き目にあうか、絶体絶命の窮地に立つ。第二次大戦前後を背景に、スパイ小説のスリルと本格謎ときの興味をあわせもった、アンブラーの代表作。古典的名作。
エリック・アンブラー
イギリスの作家。1909年生まれ。1998年歿。『あるスパイへの墓碑銘』や『ディミトリオスの棺』『武器の道』など数々の傑作で知られる。CWA(英国推理作家協会)最優秀長編賞を2回、MWA(アメリカ探偵作家クラブ)最優秀長編賞を1回受賞し、さらにはCWA・MWAの両団体から功労賞を授与されるなど、多くの栄誉に彩られた、まさにスパイ小説の大家と呼べる存在である。
小西宏
(コニシヒロシ )1929年生まれ。東北大学法学部卒業、一橋大学大学院中退。訳書にベンスン『脱獄九時間目』、チェイス『悪女イヴ』、ガードナー『ビロードの爪』、ブラウン『未来世界から来た男』他多数。1998年死去。