アルスパイヘノボヒメイ

あるスパイへの墓碑銘

エリック・アンブラー
小西宏


あるスパイへの墓碑銘

ジャンル
海外ミステリ > 本格ミステリ
レーベル
創元推理文庫(M)

判型:文庫判
ページ数:330ページ
初版:1961年2月3日

ISBN:978-4-488-13702-1
Cコード:C0197
文庫コード:M-ア-3-2

装画:虎尾隆
装幀:矢島高光


内容紹介

南仏の風光明媚な避暑地に遊びに来た青年のカメラの中に、いつの間にかツーロン軍港を写した機密写真が入っていた。青年は、自らの手で真犯人を突きとめるか、国外追放の憂き目にあうか、絶体絶命の窮地に立つ。第二次大戦前後を背景に、スパイ小説のスリルと本格謎ときの興味をあわせもった、アンブラーの代表作。古典的名作。


エリック・アンブラー

イギリスの作家。1909年生まれ。1998年歿。『あるスパイへの墓碑銘』や『ディミトリオスの棺』『武器の道』など数々の傑作で知られる。CWA(英国推理作家協会)最優秀長編賞を2回、MWA(アメリカ探偵作家クラブ)最優秀長編賞を1回受賞し、さらにはCWA・MWAの両団体から功労賞を授与されるなど、多くの栄誉に彩られた、まさにスパイ小説の大家と呼べる存在である。


小西宏

(コニシヒロシ )

1929年生まれ。東北大学法学部卒業、一橋大学大学院中退。訳書にベンスン『脱獄九時間目』、チェイス『悪女イヴ』、ガードナー『ビロードの爪』、ブラウン『未来世界から来た男』他多数。1998年死去。