英国推理作家協会(CWA)賞デビュー・ダガー受賞

パイハチイサナヒミツヲハコブ

パイは小さな秘密を運ぶ

アラン・ブラッドリー
古賀弥生


パイは小さな秘密を運ぶ

ジャンル
海外ミステリ > 少年・少女探偵
レーベル
創元推理文庫(M)
シリーズ
少女探偵フレーヴィア・シリーズ

判型:文庫判
ページ数:444ページ
初版:2009年11月27日

ISBN:978-4-488-13602-4
Cコード:C0197
文庫コード:M-フ-21-1

装画:村松葉子
装幀:内海由


内容紹介

9冠達成

*2007年 英国推理作家協会(CWA)デビュー・ダガー受賞作
*2009年 アップルiTunes賞(ベスト・オーディオブック部門)受賞作
*2009年 インディゴ・ブックセラーズ・チョイス賞(Indigo Bookseller's Choice Award)受賞作
*2010年 アガサ賞最優秀処女長編賞受賞作
*2010年 アーサー・エリス賞最優秀処女長編賞作
*2010年 ディリス賞(Dilys Award)受賞作
*2010年 スポテッド・オウル賞(Spotted Owl Award)受賞作
*2010年 マカヴィティ賞(The Macavity Award)処女長編賞受賞作
*2010年 バリー賞(The Barry Award)処女長編賞受賞作

11歳のあたしは、イギリスの片田舎で、化学実験に熱中する日々をすごしてる。ある日、何者かがコシギの死体をキッチンの戸口に置いていき、父が尋常ではない恐れを見せた。そして翌日の早朝、あたしは畑で赤毛の男の死に立ち会ってしまう。男は前日の晩に、父と書斎で口論していた相手だった……。活溌な少女の活躍を温かくのびやかな筆致で描く、CWAデビュー・ダガー受賞作。訳者あとがき=古賀弥生



アラン・ブラッドリー

1938年トロント生まれ。ライアソン大学卒業後、テレビのエンジニア、大学教員を経て、2007年『パイは小さな秘密を運ぶ』で英国推理作家協会賞(CWA)デビュー・ダガーを受賞。2009年に刊行された同書は、カナダ生まれの70歳を超える新人作家が描く、イギリスを舞台にした11歳の少女探偵ミステリとして世界中で大きな話題となり、アガサ賞、エリス賞、ディリス賞など9つもの賞を受賞する。このフレーヴィア・シリーズは、世界37か国で累計300万部を上回る人気を博す。


古賀弥生

(コガヤヨイ )

東京女子大学文理学部英米文学科卒。ブラッドリー『パイは小さな秘密を運ぶ』『人形遣いと絞首台』『水晶玉は嘘をつく?』、ナイト『夏の沈黙』、マカルパイン『青鉛筆の女』など訳書多数。