チノシュウカク

血の収穫

  【新訳版】

ダシール・ハメット
田口俊樹


血の収穫

ジャンル
海外ミステリ > ハードボイルド
レーベル
創元推理文庫(M)

判型:文庫判
ページ数:334ページ
初版:2019年5月31日

ISBN:978-4-488-13006-0
Cコード:C0197
文庫コード:M-ハ-1-1

写真:Rae Russel/Getty Images
装幀:中村聡


内容紹介

チャンドラー、ロス・マクと並ぶハードボイルドの巨匠ハメット。その長編デビュー作にして古典となった傑作を名手の翻訳で贈る必読の一冊! コンティネンタル・オプ初登場。


ダシール・ハメット

1894年アメリカ合衆国メリーランド州セントメアリーズ郡生まれ。高校中退後様々な職につき、20歳でピンカートン探偵社ボルティモア支社に入社。第一次大戦中は陸軍に従軍。除隊後、探偵社の仕事に復帰したが、従軍中に得た肺疾患により調査員の激務に耐えられず職を辞し、小説で身を立てることに。探偵社時代の経験を生かしたコンティネンタル・オプものの短編小説が雑誌に掲載されるようになり、長編第一作として『血の収穫』を書き上げる。サム・スペード初登場の『マルタの鷹』は長編第三作。他に賭博師ネド・ボーモンが主人公の『ガラスの鍵』などがある。劇作家リリアン・ヘルマンとの長期にわたる恋愛関係は有名。1961年没。


田口俊樹

(タグチトシキ )

1950年生まれ。早稲田大学第一文学部卒。英米文学翻訳家。主な訳書、C・ライス「第四の郵便配達夫」、R・マクドナルド「動く標的」、R・チャンドラー「長い別れ」、D・ハメット「血の収穫」、L・ブロック「死への祈り」他多数。