モクヨウノオトコ

木曜の男

G・K・チェスタトン
吉田健一


木曜の男

ジャンル
海外ミステリ > 怪奇スリラー
レーベル
創元推理文庫(M)

判型:文庫判
ページ数:240ページ
初版:1960年1月8日

ISBN:978-4-488-11006-2
Cコード:C0197
文庫コード:M-チ-3-6



内容紹介

無政府主義者の秘密結社を支配している、委員長〈日曜日〉の峻烈きわまりない意志。次々と暴露される〈月曜〉、〈火曜〉……の各委員の正体。前半の奇怪しごくな神秘的雰囲気と、後半の異様なスピードが巧みにマッチして、謎をいっそう奥深い謎へとみちびく、諷刺と逆説と、無気味な迫力に満ちた逸品として、一世を驚倒させた著者の代表作!

*読売新聞(08年8月11日付)に松山巖氏による紹介が掲載。


G・K・チェスタトン

1874年イギリス生まれ。作家、評論家。逆説と諧謔の大家として知られ、〈ブラウン神父〉シリーズに代表される短編推理小説は、コナン・ドイルの作品と並んで後世の作家たちに計り知れない影響を与えた。また長編『木曜の男』などに顕著な独特の幻想性により、現在でも熱狂的な読者を獲得している。1936年没。