オレンジノヒノムコウニ

オレンジの陽の向こうに

ほしおさなえ


オレンジの陽の向こうに

ジャンル
国内ミステリ > ミステリ

判型:四六判並製
ページ数:372ページ
初版:2011年3月25日

ISBN:978-4-488-02474-1
Cコード:C0093

写真:ZenShui/Michele Constantini
装幀:大野リサ


内容紹介

同じ家で暮らすはずの真と棗のふたりは、なぜか会えない日が続く。なにかがおかしいと思い始めたころ、いままであれほど出会えなかったふたりが、ばったり居間で遭遇する。互いを探しあっていたことを怪訝に思いつつもほっとしたのもつかの間、棗は真の同僚から、彼が事故に巻き込まれて死んだことを聞く。じゃあ、私が会っていたのは誰なの? 死んだ本人ですら気付かないほどリアルな「死後の世界」の秘密を、死んだはずの彼と一緒に解き明かす。すこし不思議なミステリ登場!


ほしおさなえ

(ホシオサナエ )

1995年「影をめくるとき」が群像新人文学賞小説部門で優秀作となり、以来「大下さなえ」名義で小説を発表。2003年『ヘビイチゴ・サナトリウム』の発表を機に、「ほしおさなえ」に改名。著作は他に『天の前庭』『モドキ』、詩集に『夢網』などがある。