アメトタンジュウ

雨と短銃

伊吹亜門


雨と短銃

ジャンル
国内ミステリ > 時代本格
レーベル
ミステリ・フロンティア

判型:四六判仮フランス装
ページ数:220ページ
初版:2021年2月26日

ISBN:978-4-488-02011-8
Cコード:C0093

装画:ヤマモトマサアキ
装幀:岩郷重力+t.f


内容紹介

慶応元年、坂本龍馬の仲介により薩摩藩と長州藩は協約を結ばんとしていた。長きに亘った徳川の世から新たな日本の夜明けを迎えるのだ。しかし、一件の凶事が協約の締結を阻む。上洛していた薩摩藩士が稲荷神社の境内で長州藩士を斬り付けたというのだ。更に下手人は目撃者の眼前で、逃げ場のない鳥居道から忽然と姿を眩ませた。このままでは協約協議の決裂は必定、倒幕の志も水泡と帰す。憂慮した龍馬の依頼を受けて、若き尾張藩士・鹿野師光は単身捜査に乗り出す。歴史の大きな転換点の裏で起きた、不可能犯罪の真実とは。破格の評価を受けた『刀と傘 明治京洛推理帖』の前日譚にして、初となる長編時代本格推理。


伊吹亜門

(イブキアモン )

1991年愛知県生まれ。同志社大学卒。在学中は同志社ミステリ研究会に所属。2015年「監獄舎の殺人」で第12回ミステリーズ!新人賞を受賞。明治期という時代設定を活かしたミステリの意匠と鮮烈な結末が余韻を残す同作は、日本推理作家協会ならびに本格ミステリ作家クラブの年刊アンソロジーにも選ばれ、新人の第一作としては破格の評価を受けた。18年に同作を連作化した『刀と傘 明治京洛推理帖』でデビュー。翌年、同書が第19回本格ミステリ大賞を受賞。謎解きの興趣をそなえながら心情の機微を滲ませる作風に、更なる活躍が期待される新鋭。