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判型:四六判仮フランス装
ページ数:314ページ
初版:2008年9月30日
ISBN:978-4-488-01751-4
Cコード:C0093
装画:日置由美子
装幀:岩郷重力+WONDER WORKZ。
「義足のダンサー」として知られていた桐生志摩子の死体が、奇妙な状況で発見された。発見現場は彼女とゆかりの深い野外劇場の裏手。健常だった右足は切断されて行方不明。そして左足の義足は、持ち主不明の義足とともに赤い靴を履いた状態で舞台に置かれていた。それは、彼女が自らを重ね合わせていたアンデルセンの童話『赤い靴』をなぞらえたかのような光景であった。赤い靴の呪いで、切断されてもなお踊り続ける足――。桐生志摩子の夫から相談を受けた若き義肢装具士の徹と、再生医療の研究者の鴇は調査を進めていくが……。著者渾身の傑作ミステリ。鮎川哲也賞受賞第1作。
麻見和史
(アサミカズシ )1965年千葉県生まれ。立教大学文学部卒。2006年、『ヴェサリウスの柩』で第16回鮎川哲也賞を受賞しデビュー。リーダビリティある筆致によって、医学部解剖学教室で展開される壮大な復讐劇を描き、注目を集める。他の著作に『真夜中のタランテラ』がある。