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判型:四六判上製
ページ数:338ページ
初版:2019年4月12日
ISBN:978-4-488-01668-5
Cコード:C0097
装画:影山徹
装幀:波戸恵+W.I
帝国オロンドリアを二分した、書物と言葉を巡る大乱。その只中を生きた四人の女性たち――戦いにその身を投じた剣の乙女、彼女を愛した遊牧民の歌い手、反乱軍に囚われた女司祭、王子との数奇な関係に翻弄された王家の娘は、正史からは葬られた物語を自らの声で語り始める。響きあう物語からやがて立ち上がるのは、彼女たちの“歴史”――世界幻想文学大賞など四冠『図書館島』の著者が贈る、精緻にして壮大な傑作本格ファンタジイ。
ソフィア・サマター
1971年インディアナ州生まれのファンタジー作家・詩人。世界各地を転々としながら成長し、20〜30代にかけては南スーダンとエジプトで英語を教えていた。2013年にウィスコンシン大学マディソン校でアフリカ文化・言語の博士号を取得し、2016年からはジェイムズ・マディソン大学の英語学准教授を務めている。
作家デビューは2012年。2013年発表の短編"Selkie Stories Are for Losers"がヒューゴー賞、ネビュラ賞、世界幻想文学大賞、英国SF協会賞の候補となり、同年刊の第一長編『図書館島』で世界幻想文学大賞と英国幻想文学大賞を受賞。同年度のキャンベル新人賞とクロフォード賞も受賞し、一躍注目を集める。2016年に『図書館島』の姉妹編となる長編『翼ある歴史』を、2017年に短編集Tenderを発表し、今後も一層の活躍が期待されている。