タンテイショウセツロン

探偵小説論〈II〉

虚空の螺旋

笠井潔


探偵小説論〈II〉

ジャンル
ノンフィクション・その他 > 評論・研究
レーベル
キイ・ライブラリー

判型:四六判上製
ページ数:302ページ
初版:1998年12月15日

ISBN:978-4-488-01515-2
Cコード:C0095



内容紹介

探偵小説第二の波が大量死の現実により喚起されたとすれば、綾辻行人を嚆矢とする第三の波は何により呼び起こされたのか? 綾辻行人、法月綸太郎、山口雅也らによる現代本格ムーブメントの文学的意義を確定する。


笠井潔

(カサイキヨシ )

1948年東京都生まれ。79年にデビュー作『バイバイ、 エンジェル』で第6回角川小説賞を受賞。 ミステリ作家、伝奇作家として活躍する傍ら、精力的な評論活動を展開。 98年に『本格ミステリの現在』の編者として第51回日本推理作家協会賞を受賞、 2003年には『オイディプス症候群』『探偵小説論序説』で、第3回本格ミステリ大賞を、小説、評論・研究の両部門で受賞。 主な著作は『テロルの現象学』『哲学者の密室』『ヴァンパイヤー戦争』『魔』など。