フレドリック・ブラウンSFタンペンゼンシュウ4 サイショノタイムマシン

フレドリック・ブラウンSF短編全集〈4〉 最初のタイムマシン

最初のタイムマシン

フレドリック・ブラウン
安原和見


フレドリック・ブラウンSF短編全集〈4〉 最初のタイムマシン

ジャンル
SF > 短編集
シリーズ
フレドリック・ブラウンSF短編全集

判型:四六判上製
ページ数:358ページ
初版:2021年2月26日

ISBN:978-4-488-01095-9
Cコード:C0097

装画:丹地陽子
装幀:岩郷重力+W.I


内容紹介

奇抜な着想、軽妙なプロットで、短編を書かせては随一の名手。1963年には『未来世界から来た男』で創元SF文庫の記念すべき第1弾を飾ったフレドリック・ブラウン。その多岐にわたる活躍の中から、111編のSF短編すべてを年代順に収めた全4巻の決定版全集。第4巻には「回答」「猫恐怖症」ほか、ショートショートの名作など68編収録。


目次

「緑あふれる」Something Green
「おれとフラップジャックと火星人」Me and Flapjack and the Martians
「愛しのラム」The Little Lamb
「翼のざわめき」Rustle of Wings
「鏡の間」Hall of Mirrors
「実験」Experiment
「辺境防衛」Sentry
「立入禁止」Keep Out
「ごもっとも」Naturally
「ヴードゥー」Voodoo
「回答」Answer
「デイジー」Daisies
「相似形」Pattern
「あいさつ」Politeness
「荒唐無稽」Preposterous
「和解」Reconciliation
「探索」Search
「宣告」Sentence
「唯我論者」Solipsist
「血」Blood
「想像」Imagine
「最初のタイムマシン」First Time Machine
「ひどすぎ」Too Far
「至福千年期――いつか訪れる正義と平和の時代」Millennium
「遠征隊」Expedition
「ハッピーエンド」Happy Ending
「ジェイシー」Jaycee
「不運続き」Unfortunately
「意地悪」Nasty
「ロープ魔術」Rope Trick
「雪男」Abominable
「クマんにひとつの」Bear Possibility
「退場」Recessional
「ファースト・コンタクト」Contact
「こだま」Rebound
「失われた大発見そのT――透明人間」Great Lost Discoveries I - Invisibility
「失われた大発見そのU――不死身」Great Lost Discoveries II - Invulnerability
「失われた大発見そのV――不死」Great Lost Discoveries III - Immortality
「趣味と実益」Hobbyist
「ジ・エンド」The End
「青の悪夢」Nightmare in Blue
「灰色の悪夢」Nightmare in Gray
「赤の悪夢」Nightmare in Red
「黄色の悪夢」Nightmare in Yellow
「緑の悪夢」Nightmare in Green
「白の悪夢」Nightmare in White
「ユースタス・ウィーヴァーのつかのまの幸福(T)」The Short Happy Lives of Eustace Weaver I
「ユースタス・ウィーヴァーのつかのまの幸福(U)」The Short Happy Lives of Eustace Weaver II
「ユースタス・ウィーヴァーのつかのまの幸福(V)」The Short Happy Lives of Eustace Weaver III
「輝くひげ」Bright Beard
「猫泥棒」Cat Burglar
「脅迫状」Dead Letter
「山上に死す」Death on the Mountain
「致命的な失敗」Fatal Error
「魚の流儀」Fish Story
「馬かしあい」Horse Race
「家」The House
「悪ふざけ」The Joke
「ハンス・カルヴェルの指輪」The Ring of Hans Carvel
「起死回生」Second Chance
「三羽のふくろうの子」Three Little Owls
「ばあばの誕生日」Granny's Birthday
「猫恐怖症」Aelurophobe
「人形劇」Puppet Show
「ダブル・スタンダード」Double Standard
「事件はなかった」It Didn't Happen
「エージェント」Ten Percenter
「小夜曲(アイネ・クライネ・ナハトムジーク)」Eine Kline Nachtmusik

収録作品解題 牧眞司
解説 渡邊利道


フレドリック・ブラウン

1906年アメリカ生まれ。新聞社、雑誌社などに勤務のかたわら、執筆を開始。1947年刊行の『シカゴ・ブルース』で、アメリカ探偵作家クラブ(MWA)賞最優秀新人賞を受賞。多くのミステリ、SF、ファンタジーを発表した。代表作は『真っ白な嘘』『不吉なことは何も』『通り魔』『不思議な国の殺人』『3、1、2とノックせよ』『未来世界から来た男』『天使と宇宙船』『スポンサーから一言』など。奇抜な着想と軽妙な話術で描くショートショートの名手。1972年没