判型:四六判並製
ページ数:314ページ
初版:2020年6月12日
ISBN:978-4-488-00108-7
Cコード:C0076
装幀:東京創元社装幀室
囲碁の強者は捨て石戦術に長けている。状況に応じていつでも石を捨てられるという考えを持っている。しかし下手は簡単に石を捨てられない。捨てるべき石を惜しみ、無理に活かそうとして状況を悪化させる光景が多々見られる。石を捨てることは必要不可欠の技術であり、石を捨てることを覚えれば、対局の質が飛躍的に上がる。ただ何でも捨てて良い訳ではない。活かすべき石と捨てるべき石を区別し、石を適切に捨てる手法について解説した。
洪敏和
(ホンミンファ )1970年、東京生まれ。小学生の頃、兄と碁を始め、韓国外務省勤務の父のもと、アフリカ、ヨーロッパ、南米、日本で様々な経験を積む。韓国外国語大学卒。大学時代の1995年に、大学アジア囲碁選手権戦優勝。1996年、北京・日中韓アジア囲碁選手権戦韓国代表。囲碁を通じて人の輪が広がるのを願う囲碁ファンの一人である。