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入院中、同室となった男に、雀荘を経営する妹の安否を確かめてほしいと頼まれた私は、戦後の焼け跡が広がる街を、彼女の影を追ってひたすらに彷徨う――国産ハードボイルドの原点となった記念碑的作品「X橋付近」をはじめ、運命の女・志賀由利の足跡を描いた「賭ける」ほか4編の連作、そして名品「ラ・クカラチャ」などを収録。全集第2巻は、名高き傑作群にエッセイを併載した。著者あとがき=高城高/解説=西上心太
「X橋付近」
「火焔」
「冷たい雨」
「廃坑」
「淋しい草原に」
「ラ・クカラチャ」
「黒いエース」
「賭ける」
「凍った太陽」
「父と子」
「異郷にて 遠き日々」
「われらの時代に」
「親不孝の弁」
「Martini,Veddy,Veddy dry.」
高城高
(コウジョウコウ )1935年北海道函館市生まれ。東北大学文学部在学中の1955年、日本ハードボイルドの嚆矢とされる『宝石』懸賞入選作「X橋付近」でデビュー。大学卒業後は北海道新聞社に勤めながら執筆を続けたが、やがて沈黙。2006年『X橋付近 高城高ハードボイルド傑作選』で復活を遂げた。他の著書に『微かなる弔鐘』。08年、『墓標なき墓場』を第1巻とする〈高城高全集〉全4巻(創元推理文庫)が刊行された。