- ミステリ
- 本格ミステリ
- 青春ミステリ
- サスペンス
- ハードボイルド
- ユーモア
- ユーモア・ハードボイルド
- 私立探偵小説
- 警察小説
- 時代ミステリ
- 歴史ミステリ
- 時代本格
- 連作短編集
- 短編集
- アンソロジー
- 倒叙推理
- パスティーシュ
- 心理ミステリ
- 鮎川哲也賞
- ミステリーズ!新人賞
- スリラー
- 奇妙な味
- ガイド
- 評論・研究
- エッセイ
- バラエティ
- 少年・少女探偵
- コミック
- ミステリーズ!
- クライム・コメディ
宴の興も醒めやらぬ夏の宵、陸軍少将邸に時ならぬ銃声が轟く。惣領息子が被弾し、荒らされた書斎の外には、賊が空中へ消えたかの如き足跡。父親、許嫁から老僕、来客に至るまで不審な挙措は一再ならず、という状況にあって被害者自ら素人探偵の名乗りを上げる。本格趣味に徹した秀作「何者」に「暗黒星」を併載。挿絵=松野一夫・伊東顕
「何者」
「暗黒星」
江戸川乱歩
(エドガワランポ )1894年生、1965年歿。大正12年の〈新青年〉誌に掲載された「二銭銅貨」がデビュー作。それはまた、わが国で初めて創作の名に値する作品の誕生であった。以降、「パノラマ島奇談」等の傑作を相次ぎ発表、『蜘蛛男』以下の通俗長編で一般読者の、『怪人二十面相』に始まる年少物で少年読者の圧倒的な支持を集めた。推理小説の研究紹介や、新人作家育成にも尽力した巨人である。