江戸川乱歩
(エドガワランポ )1894年生、1965年歿。大正12年の〈新青年〉誌に掲載された「二銭銅貨」がデビュー作。それはまた、わが国で初めて創作の名に値する作品の誕生であった。以降、「パノラマ島奇談」等の傑作を相次ぎ発表、『蜘蛛男』以下の通俗長編で一般読者の、『怪人二十面相』に始まる年少物で少年読者の圧倒的な支持を集めた。推理小説の研究紹介や、新人作家育成にも尽力した巨人である。
珠玉の推理短編を年代順に集成した傑作アンソロジーを全面リニューアル! 最終巻となる本巻にはアリンガム、コリアー、アイリッシュ、ブラウン、スタウトなどの名作を収録。
珠玉の推理短編を年代順に集成した傑作アンソロジーを全面リニューアル! 本巻にはノックス、ハメット、ダンセイニ、ウォルポール、セイヤーズ、クイーンなど9編を収録。
珠玉の推理短編を年代順に集成した傑作アンソロジーを全面リニューアル! 本巻にはフィルポッツ、クリスティ、ヘミングウェイ、バークリーなどの1920年代の10編を収録。
傑作推理短編を年代順に集成したアンソロジーを完全リニューアル。チェスタトン〈ブラウン神父〉シリーズ、ルブラン、クロフツなど9編収録。グロラー「奇妙な跡」は新訳。
珠玉の推理短編を年代順に集成した傑作アンソロジーを全面リニューアル! ポオ、コリンズ、ドイルなど8編を収録、オルツィ〈隅の老人シリーズ〉の「ダブリン事件」は新訳!
悪魔の証である三重渦状指紋が川出家の惨劇を予告する。自らも助手の命を奪われた法医学の権威宗像博士が奸智に長けた敵に挑むが悪戦苦闘、遂には明智小五郎も出馬して……。
人とも豹とも知れぬ怪物、人間豹の毒牙にかかったカフェの女給弘 子、レビューガール蘭子。事態収拾に乗り出した名探偵明智小五郎 の身辺にも魔手が伸びる。文代さん危うし!
徳川末期の富豪渡海屋の財宝を秘めた時計屋敷と、いわくありげな美女野末秋子をめぐる謎また謎。手に汗握る波乱万丈の翻案小説。
長生きをした側が全財産を相続するという亡父の遺言がもとで、双子同士が家族ぐるみ反目する蛭蜂家。健康な弟の方が殺されて……。
緑衣の男に狙われる女性を救うため、恋情に絆されながら奔走する探偵作家。伊豆、南紀の風光を背景に展開される、翻案小説の傑作。
時ならぬ銃声が響く陸軍少将邸で惣領息子が被弾。室内から金製品が失せ窓外の足跡は古井戸で打ち止めに。真相を見抜くのは誰か? 「暗黒星」を併載。
レビュー界の女王がカフェのマダムが・・・・・・狙った獲物は外さない。盲獣の手に落ちていく美女たちの運命は?『地獄風景』を併載。
異父兄弟でありながら互いに不倶戴天の敵と呼び合う皮肉な運命。正義を奉ずる騎士と悪魔の申し子との骨肉相食む死闘が始まった!
婚礼から半年、夜ごと人目を忍んで夫が逢瀬を重ねる相手とは! 悋気に狂わんばかりの妻は……。
没後三十年を経てなお新たな読者をも引きつけて離さない江戸川乱歩。初期活動の一端を窺う短編集を『人でなしの恋』と同時刊行。
世間を思うさま横行闊歩していた影男に危急存亡の秋が迫る。悪人同士が繰り広げる虚々実々の攻防、快刀乱麻の腕前はご存じの通り。
湖畔の宿で女湯を覗く男がレンズ越しに見た不穏な光景とは。蒼皇と出立する客、隠された血痕や行方不明の芸者に謎は深まり・・・・・・。
江戸川乱歩の自選短編十一編のそれぞれに棟方志功がオリジナルの版画を作製した幻の豪華本。
読唇術で読みとった妖しい計画とは! 富豪令嬢を狙う妖虫の正体は? 快調の長編推理。岩田専太郎他画
ひとりの美女を賭けて行われた壮絶な決闘に、惨めに敗退した男の復讐か?美女につきまとう執念深い唇のない骸骨怪人の恐怖!