都筑道夫
(ツヅキミチオ )1929年東京市生まれ。10代の頃から様々な筆名で小説を発表する。やがて翻訳家に転身、早川書房で日本版〈エラリイ・クイーンズ・ミステリ・マガジン〉の初代編集長を務め、〈ハヤカワ・SF・シリーズ〉の創刊にも尽力。61年に『やぶにらみの時計』で作家として再デビューしたのちは、ミステリやSF、時代小説から脚本、評論に至るまで幅広いジャンルで旺盛な執筆活動を行った。2001年に『推理作家の出来るまで』で第54回日本推理作家協会賞を、02年には第6回日本ミステリー文学大賞を受賞。03年没。
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著者マクベイン公認の贋作『酔いどれ探偵』と、元刑事の私立探偵を主人公に東京の片隅で起こる事件を描く『二日酔い広場』、東西の大都市を舞台にした連作短編集二作を収録。
銀河に名だたる日系人の怪盗ビリイ・アレグロ・ナルセの活躍、全6編。/いずこともつかぬ架空の東洋の戦国時代、随一の忍者に、五つの国の王を暗殺して欲しいと、ある国の先王の娘が依頼する。身分を隠した二人の旅路。
殺人課とは「殺人事件を捜査する部署」ではなく「殺人を行う部署」である。刑事たちの使命は殺人を起こそうとする者を事前に排除すること。歴史的SFミステリ連作十五編。
短編の名手・都筑道夫が遺した唯一の、そして幻のSF短編集。巻末には、書籍初収録となる中編「地獄の鐘が鳴っている」、さらにインタビュー「翻訳SF黎明期」を加えた。
退職刑事が調べて現職刑事が寝台探偵を務めるという逆転の構図で描かれる「拳銃と毒薬」や、推理作家が旅先から手紙で事件を持ち込む「桜並木の一本の桜」など八編を収録。
退職刑事が現役時代の事件を回想する「凧たこあがれ」や、さしもの退職刑事も一本取られて皮肉な落ちがつく「Xの喜劇」など八編を収録。安楽椅子探偵の名シリーズ第五集。
現職退職両刑事と推理作家が、遺稿のシノプシスをもとにミステリの展開や結末を巡って文殊の知恵を絞る「あらなんともな」など八編を収録。安楽椅子探偵の名シリーズ第四集。
自宅で寛ぎながら目下捜査中の事件を語る五郎は現役の刑事。かつて硬骨の刑事だった父親が膝を乗り出すと、事件の様相はたちまち一変する。安楽椅子探偵の名シリーズ第三集。
自宅で寛ぎながら目下捜査中の事件を語る五郎は現役の刑事。かつて硬骨の刑事だった父親が膝を乗り出すと、事件の様相はたちまち一変する。安楽椅子探偵の名シリーズ第二集。
かつては硬骨の刑事、今や恍惚の境に入りかけている定年退職刑事に、捜査一課の現職刑事である息子が捜査中の難事件を語る。たちまち真相を引き出す父親の名推理七編を収録。
京葉道路に倒れていた女を利用して一儲け企んだ男たち。警察と素人探偵を巻き込み二転三転する誘拐作戦の行方は? 語り手捜しに始まる趣向に満ちたトリッキイな本格ミステリ。
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