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ディックの真骨頂。逃げ道なしの悪夢世界!
目的も知らされないまま、未開の惑星デルマク・Oに送り込まれた14人の男女。使命を告げるはずだった通信はメッセージの受信中に途切れてしまい、さらに一人また一人とメンバーが殺されはじめた……。謎めいた建造物が聳え、物質をコピーする生物が徘徊する惑星。ここに閉じ込められたまま、彼らは狂気に蝕まれてゆくしかないのだろうか? 逃げ道なしの悪夢世界! 鬼才作家の名編。訳者あとがき=山形浩生
フィリップ・K・ディック
アメリカの作家。1928年生、1982年歿。1950年代に短編作家として出発したディックは、その後長編を矢つぎばやに発表し、「現代で最も重要なSF作家の一人」と呼ばれるまでになる。ゆるぎない日常社会への不信、崩壊してゆく現実感覚を一貫して描き続け、『虚空の眼』等の初期長編から、彼の哲学の集大成とされる晩年の『ヴァリス』『聖なる侵入』に至るまで、その著作は今も多くの読者を魅了する。











