ショウワクセイハイジャック

小惑星ハイジャック

ロバート・シルヴァーバーグ
伊藤典夫


小惑星ハイジャック

ジャンル
SF > SF
レーベル
創元SF文庫

判型:文庫判
ページ数:194ページ
初版:2021年4月30日

ISBN:978-4-488-64906-7
Cコード:C0197
文庫コード:SF-シ-3-5

装画:緒賀岳志
装幀:岩郷重力+T.K


内容紹介

宇宙開発の発展に伴い、資源の宝庫たる小惑星帯は採掘ブームに沸いた。24歳の主人公も大企業の就職を断わり2年の期限で宇宙に出る。最後の最後に大鉱脈をもつ小惑星を発見、人生は順風満帆……のはずが、地球へ帰ると彼の小惑星登記記録はなく、そもそも地球人の中に彼は存在しないことになっていた。だがそれも、彼の途方もない旅の始まりにすぎなかった。巨匠の若き日の傑作。訳者あとがき=伊藤典夫



ロバート・シルヴァーバーグ

Robert Silverberg

1935年、ニューヨーク州生まれ。10歳よりSFを愛読し、翌年には自らファンジンを発行、また54年、コロンビア大学在学中に短編が〈ネビュラ〉誌に掲載され作家デビューする。55年、20歳で第一長編となるジュヴナイルSFを上梓、56年にはヒューゴー賞新人部門を受賞した。以後の膨大な執筆量で“小説工場”の異名をとる。60年代後半よりシリアスな作品を発表しはじめ、以降“ニュー・シルヴァーバーグ”と呼ばれる。代表作に星雲賞受賞作『時間線をのぼろう』、ヒューゴー賞受賞作『夜の翼』、ネビュラ賞受賞作『禁じられた惑星』、ローカス賞受賞作『ヴァレンタイン卿の城』などがある。科学ノンフィクションも多数発表している。


伊藤典夫

(イトウノリオ )

1942年、静岡県浜松市生まれ。英米文学翻訳家。主な訳書にクラーク『2001年宇宙の旅』、オールディス『地球の長い午後』、ブラッドベリ『華氏451度』、カート・ヴォネガット・ジュニア『猫のゆりかご』、ディレイニー『ノヴァ』ほか多数。