ツマトイウナノマジョタチ

妻という名の魔女たち

フリッツ・ライバー
大瀧啓裕


妻という名の魔女たち

ジャンル
ホラー > ホラー
レーベル
創元推理文庫(F)

判型:文庫判
ページ数:316ページ
初版:2003年11月28日

ISBN:978-4-488-62507-8
Cコード:C0197
文庫コード:F-ラ-2-6


装画装幀:宇野亞喜良


内容紹介

大学で人類学を教えるノーマンは、最愛の妻の部屋で奇妙な品々を見つけた。いずれも魔術の道具である。彼は妻を叱って、すべて捨てさせたが……ところがそのときから、順風満帆かと思われていた彼の教員生活は一転して嵐の日々に。では、あの品々は本当に彼を守ってくれていたのだろうか。鬼才作家が魔術を斬新な観点からとらえた名作。訳者あとがき=大瀧啓裕


フリッツ・ライバー

アメリカの作家。1910年生。1939年のデビュー短編に描かれたファファードとグレイ・マウザーの二人組の物語は代表作となり長く書き継がれた――『魔の都の二剣士』に始まるシリーズである。ヒロイック・ファンタジイの別称である“剣と魔法”という言葉を創案したのもライバーである。技巧派の作家として尊敬を集めホラーやSFの分野でも活躍、生涯に六度のヒューゴー賞と三度のネビュラ賞を受けた。1992年歿。


大瀧啓裕

(オオタキケイスケ )

1952年、大阪市生まれ。著書に『魔法の本箱』『エヴァンゲリオンの夢』、訳書にラヴクラフト『文学における超自然の恐怖』、ラッセル『悪魔の系譜』、スミス『ゾティーク幻妖怪異譚』『ヒュペルボレオス極北神怪譚』『アヴェロワーニュ妖魅浪漫譚』、オブライエン『金剛石のレンズ』、ウィルスン〈始末屋ジャック〉シリーズ他多数。