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ローカス賞・クラーク賞最終候補作!
補荒廃した世界で、かつてのベンガルールの街は徹底した能力主義のテクノクラシー統治体制がしかれ、“頂点都市”と改名して繁栄を極める。この街の住民は生産性とソーシャルスコアで厳格に評価され、上位の“ヴァーチャル民”は豊かな特権的生活を満喫している。だが、排除された下層の“アナログ民”のあいだでは、叛逆の胎動が……インド発、ローカス賞・クラーク賞最終候補! 解説=鯨井久志
ラヴァンヤ・ラクシュミナラヤン
インドの作家・ビデオゲームデザイナー。2020年に連作短編集『頂点都市』でデビューし、タイムズ・オブ・インディア・オーサー新人賞とバレー・オブ・ワーズ賞(どちらもインドの有力文学賞)をSF作家として初めて受賞。同書はインドの出版社が刊行した作品ながらアメリカでローカス賞短編集部門ファイナリストとなり、のち2023年に刊行されたイギリス版でアーサー・C・クラーク賞候補にもなった。