オッカナノバン

おっかなの晩

日本橋船宿あやかし話

折口真喜子


在庫なし

定価:770円 (本体価格:700円)

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おっかなの晩

ジャンル
ファンタジイ > 連作短編集
レーベル
創元推理文庫(F)

判型:文庫判
ページ数:222ページ
初版:2018年11月30日

ISBN:978-4-488-54603-8
Cコード:C0193
文庫コード:F-お-2-1

装画:トミイマサコ
装幀:桐畑恭子(next door design)


内容紹介

江戸は中期。浅草川に浮かぶ島、日本橋の箱崎。川辺の小さな船宿を切り盛りする女将は、情に厚く面倒見の良いお涼だ。彼女の人柄からか、色々なモノが流れ集まる土地柄なのか、若狭屋にはちょっとさみしい魂がふらりとやって来る。それは人間もあやかしも隔てなく??。狐憑きと呼ばれる花魁や川に消えた子供、息子を捜す山姥……。あの世とこの世をつなぐ不思議な船宿で女将が出会う、愛おしくてあたたかい、八つのあやかし奇譚。著者あとがき=折口真喜子


目次

「狐憑き」
「おっかなの晩」
「海へ」
「夏の夜咄」
「鰐口とどんぐり」
「嫉妬」
「江戸の夢」
「三途の川」


折口真喜子

(オリグチマキコ )

鹿児島県生まれ。2009年、「梅と鶯」で第三回小説宝石新人賞を受賞。2012年、受賞作を収めた『踊る猫』でデビュー。軽やかであたたかみのある人物描写が魅力の新鋭。他の著書に『恋する狐』がある。現在は熊本県在住。