マグンチョウリョウ アカエバクアラベスク2

魔軍跳梁 赤江瀑アラベスク〈2〉

赤江瀑
東雅夫


魔軍跳梁 赤江瀑アラベスク〈2〉

ジャンル
ファンタジイ > 幻想文学
ファンタジイ > アンソロジー
レーベル
創元推理文庫(F)

判型:文庫判
ページ数:564ページ
初版:2021年4月30日

ISBN:978-4-488-50505-9
Cコード:C0193
文庫コード:F-あ-2-2

装画:中川学
装幀:山田英春


内容紹介

不世出の作家が幻視した、人と魔の織りなす情念の世界。嵯峨(さが)の野の奥、化野(あだしの)と呼ばれる風葬の地で、孤独な女の前に現れた二人の美童の幻影──過去の愛憎への妄執と極限の恋を描いた「花曝(はなさ)れ首(こうべ)」。老いた閨秀画家と料亭の先代女将、幼なじみの二人を結ぶ絆と相克を描く「隠れ川」ほか、第二巻には半数以上が文庫初収録となる十七の幻想怪奇短編に加え、エッセイ十四編を併載する。著者あとがき=赤江瀑/解説=東雅夫


目次

「花曝(はなさ)れ首(こうべ)」
「宵宮(よみや)の変」
「月迷宮」
「徒(あだ)しが原(はら)」
「玉(たま)の緒(お)よ」
「春喪祭」
「階段の下の暗がり」
「月曜日の朝やってくる」
「悪魔好き」
「魔」
「緑青忌(ろくしようき)」
「隠れ川」
「闇の渡り」
「海婆(うみんば)たち」
「雀色(すずめいろ)どきの蛇(じや)」
「坂」
「八雲が殺した」


赤江瀑

(アカエバク )

1933年山口県生まれ。日本大学藝術学部演劇科中退。在学中は詩の同人誌「詩世紀」に参加。中退後は放送作家として活躍していたが、70年 「ニジンスキーの手」で第15回小説現代新人賞を受賞し、作家デビューを果たす。以降精力的に短編、長編を発表し、73年「罪喰い」が第69回直木賞候補となる。74年『オイディプスの刃』で第1回角川小説賞を受賞。84年『海峽──この水の無明の眞秀(まほ)ろば』『八雲が殺した』の両作品が第12回泉鏡花文学賞を受賞。美や芸術に潜む魔を独自の筆致で描き、現在でも熱狂的な支持を得ている。2012年没。


東雅夫

(ヒガシマサオ )

1958年神奈川県生まれ。早稲田大学卒。文芸評論家、アンソロジスト。怪談専門誌『幽』編集顧問。著書に『遠野物語と怪談の時代』(日本推理作家協会賞受賞)、『百物語の怪談史』ほか、編纂書に『日本怪奇小説傑作集』全3巻(紀田順一郎と共編)、〈文豪怪談傑作選〉シリーズほか多数。