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死刑執行前夜、なぜ囚人は密室状態の独房で殺されたのか? どうして囚人は、人目につく満月の夜を選んで脱獄を決行したのか? 墓守が一度埋めた死体を掘り返して解体した理由は――。世界各国から集められた死刑囚を収容する特殊な監獄で次々と現れる不可思議な犯罪。外界から隔絶された世界の謎を、シュルツ老人と助手の青年アランが解き明かす。終末監獄を舞台に奇想と逆説が横溢する渾身の連作長編。第16回本格ミステリ大賞受賞作。解説=円堂都司昭
「魔王シャヴォ・ドルマヤンの密室」
「英雄チェン・ウェイツの失踪」
「監察官ジェマイヤ・カーレッドの韜晦」
「墓守ラクパ・ギャルポの誉れ」
「女囚マリア・スコフィールドの懐胎」
「確定囚アラン・イシダの真実」
鳥飼否宇
(トリカイヒウ )1960年福岡県生まれ。九州大学卒。2001年『中空』で第21回横溝正史ミステリ大賞優秀作に選ばれてデビュー。07年『樹霊』が第7回本格ミステリ大賞の、09年『官能的――四つの狂気』が第62回日本推理作家協会賞の候補となる。『痙攣的――モンド氏の逆説』をはじめとする異色の本格ミステリの書き手として、斯界で独自の地位を築く。主な著書に『太陽と戦慄』『このどしゃぶりに日向小町は』『物の怪』『迷走女刑事』などがある。