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家族の行方

矢口敦子


家族の行方

ジャンル
国内ミステリ > 心理ミステリ
国内ミステリ > 鮎川哲也賞
レーベル
創元推理文庫(M)

判型:文庫判
ページ数:408ページ
初版:2002年6月14日

ISBN:978-4-488-43801-2
Cコード:C0193
文庫コード:M-や-2-1

装画:浅野隆広
装幀:東京創元社装幀室


内容紹介

知り合いの編集者から霊能者と誤解され、ある少年の失踪調査を依頼された女性推理作家。気は進まないものの、美形の息子に半ば引きずられるようにして、慣れない探偵活動に着手する。やがて彼女は東北の廃屋で、一枚のフロッピーに巡り合ったが――安住の地を求めて彷徨う少年の姿を通し、「家族」の意味を問い掛ける痛切な心理ミステリ。


矢口敦子

(ヤグチアツコ )

北海道生まれ。1991年「谷口敦子」名義で『かぐや姫連続殺人事件』を刊行しデビュー。94年『家族の行方』が第5回鮎川哲也賞最終候補となる。著作は他に『償い』『証し』『あれから』などがある。