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静寂が支配するオレゴン州の小劇場に、新しい演出家が着任した。それを契機に巻き起こる、数々の対立と衝突、さらには不可解な連続殺人。西海岸から調査に駆り出された熟年夫婦探偵は、関係者の心の動きを探ることで真相に迫ろうとするが……。愛しあい憎みあう演劇人たちの葛藤のドラマが浮かびあがる、巧緻な心理ミステリ! 解説=広辻万紀
ケイト・ウィルヘルム
1928年オハイオ州トレド生まれ。アーシュラ・K・ル=グィンらとともに、60年代から70年代にかけてのアメリカSF界のフェミニズム運動の旗手として知られ、ヒューゴー、ネビュラ、ローカス各賞を受賞している。作家・批評家である夫のデーモン・ナイトとはクラリオン・ワークショップを運営し、若手SF作家の育成に尽力した。80年代からはサスペンスやミステリの創作を本格化させ、『炎の記憶』に始まる〈チャーリー・ミクルジョン&コンスタンス・リードル〉シリーズや、女性弁護士〈Barbara Holloway〉シリーズを精力的に執筆。他のSFの著作に『杜松(ねず)の時』、『クルーイストン実験』、日本オリジナル短編集『翼のジェニー』などがある。2018年没。
藤村裕美
(フジムラヒロミ )國學院大學文学部卒業。英米文学翻訳家。主な訳書に、バークリー「ウィッチフォード毒殺事件」、ロラック「悪魔と警視庁」、「鐘楼の蝙蝠」、アームストロング「始まりはギフトショップ」、マクリーン〈名探偵オルコット〉シリーズなど。