ブタタチノチンモク

豚たちの沈黙

ジル・チャーチル
浅羽莢子


豚たちの沈黙

ジャンル
海外ミステリ > コージー
海外ミステリ > 本格ミステリ
レーベル
創元推理文庫(M)
シリーズ
主婦探偵ジェーン・シリーズ

判型:文庫判
ページ数:272ページ
初版:1999年6月18日

ISBN:978-4-488-27507-5
Cコード:C0197
文庫コード:M-チ-4-7

装画:西山クニ子
装幀:矢島高光


内容紹介

デリカテッセンの開店記念パーティの最中に、裏の倉庫で弁護士がハム用ラックの下敷きになって死んでいた。この男、自分勝手な条例を次々と発案しては、議会に働きかけていた有名な迷惑おやじ。そんなわけで、皆から疎まれていたのは確かだが、殺すほど憎んでいたとなるといったい誰か? 主婦探偵が息子の門出を祝う第七弾。


ジル・チャーチル

アメリカの作家。1943年カンザス州生まれ。本名のジャニス・ヤング・ブルックス名義で作家デビューし、歴史小説やノンフィクションを刊行したあと、1989年にチャーチル名義で『ゴミと罰』を発表。アガサ賞最優秀処女長編賞とマカヴィティ賞処女長編賞を受賞する。同書を第一作とする、シカゴの専業主婦ジェーンを探偵役にした〈主婦探偵ジェーン・ジェフリイ・シリーズ〉で、一躍コージー・ミステリ界の人気作家となる。ミステリの著作にはほかに、1930年代のアメリカを舞台にした〈グレイス&フェイヴァー・シリーズ〉がある。


浅羽莢子

(アサバサヤコ )

1953年生まれ。英米文学翻訳家。東京大学文学部卒。主な訳書にセイヤーズ『学寮祭の夜』、チャーチル『ゴミと罰』、マクラウド『納骨堂の奥に』、キャロル『死者の書』、ピーク『ゴーメンガースト』など多数。2006年歿。