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定価:1,320円 (本体価格:1,200円)
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16歳の高校生イアンは霧の濃い午後、自転車で学校を出たのを最後に消息を絶った。単なる家出とも思われたが、姉アイリーンの依頼でニコルソン警部の指揮のもと捜索が始まる。捜査の過程で家庭の事情や轢き逃げ事件へ関与した疑いが明らかになるが、行方はいっこうにつかめない。少年に何が起きたのか? 犯人当ての名手ディヴァインが読者の盲点を鮮やかに突く傑作本格ミステリ! 解説=楠谷佑
D・M・ディヴァイン
1920年スコットランド生まれ。大学職員時代、英国有数のミステリ出版社コリンズ社の探偵小説コンクールに投じた『兄の殺人者』がアガサ・クリスティから高く評価され、執筆活動に入る。デビュー以降もアントニイ・バウチャー、H・R・F・キーティングら具眼の士より絶賛される、極めて完成度の高い本格作品をものした。死後出版の『ウォリス家の殺人』を含め、その生涯で13作の推理小説を発表した。1980年没。
野中千恵子
(ノナカチエコ )1938年生まれ。東京外国語大学英米科卒業。翻訳家。訳書にリンスコット「推定殺人」、オームロッド「左ききの名画」、ディヴァイン「兄の殺人者」「ロイストン事件」「五番目のコード」、パーマー「ペンギンは知っていた」などがある。