ロイストンジケン

ロイストン事件

D・M・ディヴァイン
野中千恵子


ロイストン事件

ジャンル
海外ミステリ > ミステリ
レーベル
創元推理文庫(M)

判型:文庫判
ページ数:360ページ
初版:2024年11月22日

ISBN:978-4-488-24014-1
Cコード:C0197
文庫コード:M-テ-7-12

写真:(C)Nick Ledger/awl images/amanaimages
装幀:岩郷重力+WONDER WORKZ。


内容紹介

「おまえの助けが要る。たった今、きわめて重大と思われるあることがわかった。おまえの異母弟のデレクは──」四年ぶりに帰郷したマークは、父の手紙の下書きに不穏な記述を見つける。その直後、父はデレクが働く新聞社で死体となって発見された。どうやら父は、マークが町を去る原因となった“ロイストン事件”の再調査をしていたらしい──。犯人当ての名手の傑作ミステリ。解説=真田啓介


D・M・ディヴァイン

1920年スコットランド生まれ。大学職員時代、英国有数のミステリ出版社コリンズ社の探偵小説コンクールに投じた『兄の殺人者』がアガサ・クリスティから高く評価され、執筆活動に入る。デビュー以降もアントニイ・バウチャー、H・R・F・キーティングら具眼の士より絶賛される、極めて完成度の高い本格作品をものした。死後出版の『ウォリス家の殺人』を含め、その生涯で13作の推理小説を発表した。1980年没。


野中千恵子

(ノナカチエコ )

1938年生まれ。東京外国語大学英米科卒業。翻訳家。訳書にリンスコット「推定殺人」、オームロッド「左ききの名画」、ディヴァイン「兄の殺人者」「ロイストン事件」「五番目のコード」、パーマー「ペンギンは知っていた」などがある。