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「おまえの助けが要る。たった今、きわめて重大と思われるあることがわかった。おまえの異母弟のデレクは──」四年ぶりに帰郷したマークは、父の手紙の下書きに不穏な記述を見つける。その直後、父はデレクが働く新聞社で死体となって発見された。どうやら父は、マークが町を去る原因となった“ロイストン事件”の再調査をしていたらしい──。犯人当ての名手の傑作ミステリ。解説=真田啓介
D・M・ディヴァイン
1920年スコットランド生まれ。大学職員時代、英国有数のミステリ出版社コリンズ社の探偵小説コンクールに投じた『兄の殺人者』がアガサ・クリスティから高く評価され、執筆活動に入る。デビュー以降もアントニイ・バウチャー、H・R・F・キーティングら具眼の士より絶賛される、極めて完成度の高い本格作品をものした。死後出版の『ウォリス家の殺人』を含め、その生涯で13作の推理小説を発表した。1980年没。
野中千恵子
(ノナカチエコ )1938年生まれ。東京外国語大学英米科卒業。翻訳家。訳書にリンスコット「推定殺人」、オームロッド「左ききの名画」、ディヴァイン「兄の殺人者」「ロイストン事件」「五番目のコード」、パーマー「ペンギンは知っていた」などがある。