サルバドールノフッカツ ゲ

サルバドールの復活〈下〉

ジェレミー・ドロンフィールド
越前敏弥


サルバドールの復活〈下〉

ジャンル
海外ミステリ > サスペンス
レーベル
創元推理文庫(M)

判型:
ページ数:378ページ
初版:2005年10月14日

ISBN:978-4-488-23508-6
Cコード:C0197
文庫コード:M-ト-5-3

写真:L.O.S.164
装幀:岩郷重力+WONDER WORKZ。


内容紹介

かつての友人リディアの嫁ぎ先である、巨大で不気味なド・ラ・シマルド家の城に逗留中に、続けざま不可解な出来事に襲われるベスとオードリー。城内をさまよう彼女たちには、知る由もなかった。天才ギタリストのサルバドールが、この地で暮らした抑圧の日々を。妻と過ごした得がたい時間を。そして、一族最後の人間となったサルバドールの母親が、今なお胸に秘める執念を……。雪中の城館で、物語は予期せぬ結末を迎える。解説=杉江松恋

*第1位 CSミステリチャンネル「闘うベストテン」/海外部門
*第4位『週刊文春』「2005ミステリーベスト10」/海外部門



ジェレミー・ドロンフィールド

1965年、イギリスのウェールズ南部に生まれる。98年、『飛蝗(ばつた)の農場』で小説家デビュー。同書は英国推理作家協会(CWA)最優秀デビュー長編賞の最終候補作となり、日本でも各種ランキングの1位に選出された。その他の小説に『サルバドールの復活』(1999)などがある。十余年におよぶ執筆活動の中断を経て、2015年に歴史ノンフィクション作家として再デビュー。以降、精力的に活動している。


越前敏弥

(エチゼントシヤ )

1961年生まれ、東京大学文学部卒業。英米文学翻訳家。ダン・ブラウン『ダ・ヴィンチ・コード』『オリジン』、エラリイ・クイーン『災厄の町』『フォックス家の殺人』『十日間の不思議』、フレドリック・ブラウン『真っ白な嘘』『不吉なことは何も』など訳書多数。主な著書に『翻訳百景』『文芸翻訳教室』『この英語、訳せない!』などが、共著に『シートン動物記で学ぶ英文法』などがある。