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蛇、もっとも禍し〈下〉

ピーター・トレメイン
甲斐萬里江


蛇、もっとも禍し〈下〉

ジャンル
海外ミステリ > 歴史ミステリ
レーベル
創元推理文庫(M)
シリーズ
修道女フィデルマ・シリーズ

判型:文庫判
ページ数:308ページ
初版:2009年11月13日

ISBN:978-4-488-21813-3
Cコード:C0197
文庫コード:M-ト-6-7

装画:八木美穂子
装幀:柳川貴代+Fragment


内容紹介

女子修道院でのフィデルマの調査は困難をきわめた。高慢な修道院長に、敵意に満ちた修道女たち。修道院が建つ地の地方代官と修道院長は、兄妹なのにもかかわらず憎み合っている。さらに地方代官のもとには、修道院長の元の夫や、フィデルマの兄であるモアン王と対立している族長の息子らが滞在していた。複雑に入り乱れる人々の感情と思惑。そんな中、第二の殺人が……。七世紀アイルランドを舞台にした好評シリーズ、長編第3弾。訳者あとがき=甲斐萬里江/解説=田中芳樹



ピーター・トレメイン

1943年英国生まれ。本名はピーター・ベレスフォード・エリス。ケルト関係の学術書を数多く著し、学会の会長や理事もつとめる著名なケルト学者でもある。また小説家としても精力的に活動しており、ピーター・トレメイン名義の代表作《修道女フィデルマ・シリーズ》をはじめ、ホラーやファンタジー、ピーター・マッカラン名義のスリラーなどを刊行している。