マガリカドノシタイ

曲がり角の死体

E・C・R・ロラック
藤村裕美


曲がり角の死体

ジャンル
海外ミステリ > 本格ミステリ
レーベル
創元推理文庫(M)

判型:文庫判
ページ数:316ページ
初版:2015年9月11日

ISBN:978-4-488-21107-3
Cコード:C0197
文庫コード:M-ロ-7-3

写真:SuperStock/Getty Images
装幀:岩郷重力+F.T


内容紹介

大雨の夜、急カーブの続く難所で起きた自動車の衝突事故。大破した車の運転席からは、著名な実業家が死体となって発見される。しかし検死の結果、被害者は事故の数時間前に一酸化炭素中毒によって死亡したことが判明する。事故直前には、現場と別の場所を走る被害者の車の目撃証言も……。死者が自動車を運転したのか? 謎解きの醍醐味が味わえる英国探偵小説黄金期の快作。解説=林克郎

*第8位『2016本格ミステリ・ベスト10』海外篇



E・C・R・ロラック

1894年イギリス、ロンドン生まれ。1931年、ロバート・マクドナルド首席警部が登場するThe Murder on the Burrowsでデビューする。魅力的な幕開け、膨らみゆく謎、意外な真相といった謎解きの醍醐味を味わえるミステリを多数発表、コリンズ社〈クライム・クラブ〉叢書の看板作家となる。英国探偵小説黄金期において、クリスティに比肩する最良の女流作家の一人である。主な著書に『悪魔と警視庁』『鐘楼の蝙蝠』『曲がり角の死体』『ジョン・ブラウンの死体』『死のチェックメント』がある。1958年没。


藤村裕美

(フジムラヒロミ )

國學院大學文学部卒業。英米文学翻訳家。主な訳書に、バークリー「ウィッチフォード毒殺事件」、ロラック「悪魔と警視庁」、「鐘楼の蝙蝠」、アームストロング「始まりはギフトショップ」、マクリーン〈名探偵オルコット〉シリーズなど。