ホワイトコテージノサツジン

ホワイトコテージの殺人

マージェリー・アリンガム
猪俣美江子


ホワイトコテージの殺人

ジャンル
海外ミステリ > 本格ミステリ
レーベル
創元推理文庫(M)

判型:文庫判
ページ数:284ページ
初版:2018年6月29日

ISBN:978-4-488-21007-6
Cコード:C0197
文庫コード:M-ア-12-5

装画:ケッソクヒデキ
装幀:中村聡


内容紹介

1920年代初頭の秋の夕方。ケント州の小さな村をドライブしていたジェリーは、美しい娘に出会った。彼女を住居の〈白亜荘(ホワイトコテージ)〉まで送ったとき、メイドが駆け寄ってくる。「殺人よ!」ジェリーは、スコットランドヤードの敏腕警部である父親のW・Tと捜査をするが……。英国本格の巨匠の初長編ミステリにして、本邦初訳作。ユーモア・推理・結末の意外性──そのすべてが第一級! 解説=森英俊


マージェリー・アリンガム

1904年イギリス生まれ。冒険小説で作家デビューしたのち、ミステリ第一作 TheWhite Cottage Mystery を1928年に刊行。1929年発表の The Crime at Black Dudleyでアルバート・キャンピオンを登場させる。以後『幽霊の死』『判事への花束』などの名作を発表し、アガサ・クリスティらと並び英国四大女流作家と称された。1966年没。


猪俣美江子

(イノマタミエコ )

慶應義塾大学文学部卒。英米文学翻訳家。ウォルシュ『ウィンダム図書館の奇妙な事件』、アリンガム《キャンピオン氏の事件簿》、セイヤーズ『大忙しの蜜月旅行』、ピーターズ『雪と毒杯』、ブランド『薔薇の輪』など訳書多数。