クリスマスノアサニ

クリスマスの朝に

マージェリー・アリンガム
猪俣美江子


クリスマスの朝に

ジャンル
海外ミステリ > 短編集
レーベル
創元推理文庫(M)
シリーズ
キャンピオン氏の事件簿 V

判型:文庫判
ページ数:270ページ
初版:2016年11月30日

ISBN:978-4-488-21006-9
Cコード:C0197
文庫コード:M-ア-12-4

装画:遠藤拓人
装幀:中村聡


内容紹介

小学校時代の同級生が病死したという死亡欄を見たわたし、アルバート・キャンピオン。卑劣ないじめっ子だった豚野郎(ピッグ)の葬儀に出席して半年後、事件の捜査に協力を求められたわたしは、警察署で見た死体に驚愕した! 本邦初訳の傑作に、十数年後の同じ地域が舞台の忘れがたい名作と、クリスティによる著者への心温まる追悼文を併録。英国ミステリの女王の力量を存分にご堪能あれ。解説=川出正樹


目次

「今は亡き豚野郎(ピッグ)の事件」
「クリスマスの朝に」

「マージェリー・アリンガムを偲(しの)んで」アガサ・クリスティ


マージェリー・アリンガム

1904年イギリス生まれ。冒険小説で作家デビューしたのち、ミステリ第一作 TheWhite Cottage Mystery を1928年に刊行。1929年発表の The Crime at Black Dudleyでアルバート・キャンピオンを登場させる。以後『幽霊の死』『判事への花束』などの名作を発表し、アガサ・クリスティらと並び英国四大女流作家と称された。1966年没。


猪俣美江子

(イノマタミエコ )

慶應義塾大学文学部卒。英米文学翻訳家。ウォルシュ『ウィンダム図書館の奇妙な事件』、アリンガム《キャンピオン氏の事件簿》、セイヤーズ『大忙しの蜜月旅行』、ピーターズ『雪と毒杯』、ブランド『薔薇の輪』など訳書多数。