クノウスルオトコ

苦悩する男〈上〉

ヘニング・マンケル
柳沢由実子


苦悩する男〈上〉

ジャンル
海外ミステリ > 警察小説
レーベル
創元推理文庫(M)
シリーズ
刑事ヴァランダー・シリーズ

判型:文庫判
ページ数:374ページ
初版:2020年8月28日

ISBN:978-4-488-20921-6
Cコード:C0197
文庫コード:M-マ-13-20

写真:Perboge/Getty Images
装幀:東京創元社装幀室


内容紹介

刑事クルト・ヴァランダー59歳。同じ刑事の道を歩む娘のリンダに子どもが生まれた。リンダのパートナー、ハンスの父親のホーカンは退役した海軍司令官、母親のルイースは元教師だが、突然ホーカンが姿を消してしまう。家族は原因に心当たりはないというが、ヴァランダーは以前パーティーで会ったホーカンの様子にどこか違和感を覚えていた。北欧ミステリの金字塔シリーズ最終巻。



ヘニング・マンケル

1948年スウェーデン生まれ。作家、舞台監督、劇作家。〈刑事ヴァランダー・シリーズ〉の第1巻『殺人者の顔』でガラスの鍵賞を、第5巻『目くらましの道』でCWA賞のゴールドダガーを、更に Svenska gummistövlar で同賞のインターナショナルダガーを受賞。他に児童書やエッセイなども書いた、人気実力ともに北欧ナンバーワンの作家である。2015年没。


柳沢由実子

(ヤナギサワユミコ )

1943年岩手県生まれ。上智大学文学部英文学科卒業。ストックホルム大学スウェーデン語科修了。主な訳書に、インドリダソン『湿地』『緑衣の女』『声』『湖の男』『厳寒の町』『印(サイン)』、ヘニング・マンケル『殺人者の顔』『目くらましの道』『北京から来た男』、マイ・シューヴァル&ペール・ヴァールー『刑事マルティン・ベック 笑う警官』、ドロシー・ギルマン『悲しみは早馬に乗って』、アリス・ウォーカー『勇敢な娘たちに』、カーリン・アルヴテーゲン『満開の栗の木』などがある。