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養鶏場の殺人/火口箱

ミネット・ウォルターズ
成川裕子


養鶏場の殺人/火口箱

ジャンル
海外ミステリ > ミステリ
レーベル
創元推理文庫(M)

判型:文庫判
ページ数:302ページ
初版:2014年3月14日

ISBN:978-4-488-18711-8
Cコード:C0197
文庫コード:M-ウ-9-11

写真:Aflo
装幀:東京創元社装幀室


内容紹介

1920年冬、エルシーは教会で純朴な青年に声をかけた。恋人となった彼が4年後に彼女を切り刻むなどと、だれに予想できただろう──。英国で実際に起きた殺人事件をもとにした「養鶏場の殺人」と、強盗殺害事件を通して、小さなコミュニティーにおける偏見がいかにして悲惨な出来事を招いたかを描く「火口箱」を収録。現代英国ミステリの女王が実力を遺憾なく発揮した傑作中編集。解説=大矢博子

*第4位『ミステリが読みたい!2015年版』海外篇
*第6位〈週刊文春〉2014ミステリーベスト10 海外部門
*第6位『2015本格ミステリ・ベスト10』海外ランキング
*第8位『このミステリーがすごい!2015年版』海外編



ミネット・ウォルターズ

1949年、イギリス生まれ。幼少期から頭抜けた読書家であり、雑誌編集者を経て小説家となる。1992年にミステリ第1作『氷の家』を発表。いきなり英国推理作家協会(CWA)最優秀新人賞を獲得する。続いて第2作『女彫刻家』でアメリカ探偵作家クラブ(MWA)のエドガー賞長篇賞、マカヴィティ賞長篇賞受賞。1994年『鉄の枷』で、2003年『病める狐』でCWAゴールド・ダガー賞を受賞。名実ともに現代を代表する〈英国ミステリの女王〉として活躍している。