2003年英国推理作家協会(CWA)賞ゴールド・ダガー受賞

ヤメルキツネ

病める狐〈上〉

ミネット・ウォルターズ
成川裕子


病める狐〈上〉

ジャンル
海外ミステリ > サスペンス
レーベル
創元推理文庫(M)

判型:文庫判
ページ数:326ページ
初版:2007年7月27日

ISBN:978-4-488-18707-1
Cコード:C0197
文庫コード:M-ウ-9-7

写真:Stockbyte/Getty Images
装幀:東京創元社装幀室


内容紹介

【CWA最優秀長編賞受賞作】
ドーセット州の寒村シェンステッドに、死と暴力が不穏な空気をもたらしていた。深夜の電話は中傷の言葉をささやき、移動生活者の一団が村内の林を占拠する。それらできごとの背後にいるのは、フォックス・イーヴルと名乗る謎の男。人々の緊張はなおも静かに高まり続け、ついにクリスマスの翌日、事態は予想外の形で大きく動きだす……。『鉄の枷』に続く、2度目のCWA最優秀長編賞受賞作、満を持しての登場。

*第5位「ミステリが読みたい!2008年版」海外部門



ミネット・ウォルターズ

1949年、イギリス生まれ。幼少期から頭抜けた読書家であり、雑誌編集者を経て小説家となる。1992年にミステリ第1作『氷の家』を発表。いきなり英国推理作家協会(CWA)最優秀新人賞を獲得する。続いて第2作『女彫刻家』でアメリカ探偵作家クラブ(MWA)のエドガー賞長篇賞、マカヴィティ賞長篇賞受賞。1994年『鉄の枷』で、2003年『病める狐』でCWAゴールド・ダガー賞を受賞。名実ともに現代を代表する〈英国ミステリの女王〉として活躍している。