コノマチノダレカガ

この町の誰かが

ヒラリー・ウォー
法村里絵


この町の誰かが

ジャンル
海外ミステリ > 警察小説
レーベル
創元推理文庫(M)

判型:
ページ数:366ページ
初版:1999年9月17日

ISBN:978-4-488-15202-4
Cコード:C0197
文庫コード:M-ウ-2-2



内容紹介

●恩田陸氏推薦――「『ユージニア』の構想のきっかけになったのは、この作品です」
●若竹七海氏推薦――「読みはじめたら最後、仕事は手につかないし、眠れないし、食べられない。」

ひとりの女子高校生が死体で発見されたとき、平和な町クロックフォードの素顔があらわになる。あの子を殺したのは誰か? 浮かんでは消えていく容疑者たち。焦燥する捜査班。怒りと悲しみ、疑惑と中傷のなか、事件は予測のつかない方向へと展開していく。警察小説の巨匠が全編インタビュー形式で描く《アメリカの悲劇》の構図。


ヒラリー・ウォー

1920年アメリカ生まれ。1952年に刊行した『失踪当時の服装は』で注目されて以降、地方都市を舞台にした警察小説を発表。コネティカット州ストックフォード警察署のフェローズ署長を主人公にしたシリーズは、『事件当夜は雨』『冷えきった週末』など、本格ミステリの妙味溢れる緻密な秀作が多い。1989年にMWAから生涯功労賞を贈られる。翌年『この町の誰かが』を発表、健筆ぶりを示した。2008年没。