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ヘミングウェイを初めとする〈失われた世代〉の作家たちに触発されて、一九二〇年代の推理小説界に忽然と登場したハメットは、俗にハードボイルドといわれる作風を確立して、推理小説に革命的な変革をもたらした。ジイドは「今世紀最大の作家」としてハメットを激賞したが、その新鮮な語法、非情な文体は数多くの亜流を輩出するにいたった。名探偵コンティネンタル・オプやサム・スペイドものを中心として、ハメットの神髄を精選して編集した第一集。七編を収録。
ダシール・ハメット
1894年アメリカ合衆国メリーランド州セントメアリーズ郡生まれ。高校中退後様々な職につき、20歳でピンカートン探偵社ボルティモア支社に入社。第一次大戦中は陸軍に従軍。除隊後、探偵社の仕事に復帰したが、従軍中に得た肺疾患により調査員の激務に耐えられず職を辞し、小説で身を立てることに。探偵社時代の経験を生かしたコンティネンタル・オプものの短編小説が雑誌に掲載されるようになり、長編第一作として『血の収穫』を書き上げる。サム・スペード初登場の『マルタの鷹』は長編第三作。他に賭博師ネド・ボーモンが主人公の『ガラスの鍵』などがある。劇作家リリアン・ヘルマンとの長期にわたる恋愛関係は有名。1961年没。