フェアウェルノサツジン

フェアウェルの殺人

ダシール・ハメット
稲葉明雄


フェアウェルの殺人

ジャンル
海外ミステリ > ハードボイルド
海外ミステリ > 短編集
レーベル
創元推理文庫(M)
シリーズ
ハメット短編全集 1

判型:文庫判
ページ数:389ページ
初版:1972年11月10日

ISBN:978-4-488-13004-6
Cコード:C0197
文庫コード:M-ハ-1-6



内容紹介

ヘミングウェイを初めとする〈失われた世代〉の作家たちに触発されて、一九二〇年代の推理小説界に忽然と登場したハメットは、俗にハードボイルドといわれる作風を確立して、推理小説に革命的な変革をもたらした。ジイドは「今世紀最大の作家」としてハメットを激賞したが、その新鮮な語法、非情な文体は数多くの亜流を輩出するにいたった。名探偵コンティネンタル・オプやサム・スペイドものを中心として、ハメットの神髄を精選して編集した第一集。七編を収録。


ダシール・ハメット

アメリカの作家。1894年生、1961年歿。種々雑多な職業を転々とし、最後にアメリカ随一の民間探偵ピンカートン社の私立探偵となった。このときの体験をもとにしたのが処女長編『血の収穫』である。これによってハードボイルド文学を確立したハメットはコンティネンタル・オプやサム・スペイドなどの魅力的な人物を作り出した。『マルタの鷹』などの長編とともに、短編にも数多くの傑作を残している。