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殺人者と恐喝者

カーター・ディクスン
高沢治


殺人者と恐喝者

ジャンル
海外ミステリ > 本格ミステリ
レーベル
創元推理文庫(M)
シリーズ
ヘンリ・メリヴェール卿シリーズ

判型:文庫判
ページ数:316ページ
初版:2014年1月31日

ISBN:978-4-488-11836-5
Cコード:C0197
文庫コード:M-カ-1-37

装画:ヤマモトマサアキ
装幀:折原若緒/フォーマット:本山木犀


内容紹介

美貌の若妻ヴィッキー・フェインは、夫アーサーがポリー・アレンなる娘を殺したのだと覚った。居候の叔父ヒューバートもこの件を知っている。外地から帰って逗留を始めた叔父は、少額の借金を重ねた挙げ句、部屋や食事に注文をつけるようになった。アーサーが唯々諾々と従っていた理由が、これで腑に落ちた。体面上、警察に通報するわけにはいかない。そ知らぬ顔で客を招いた夜、衝撃的な殺害事件が発生。遠からぬ屋敷に滞在し回想録の口述を始めていたヘンリ・メリヴェール卿の許に急報が入り、秘書役ともども駆けつけて捜査に当たることとなった。捜査の合間も口述を進めるH・Mの推理は如何に。解説=麻耶雄嵩


カーター・ディクスン/ジョン・ディクスン・カー

アメリカの作家。1906年生まれ。〈不可能犯罪の作家〉といわれるカーは、 密室トリックを得意とし、 怪奇趣味に彩られた独自の世界を築いている。 本名ではフェル博士、 ディクスン名義ではヘンリ・メリヴェール卿 (H・M) が活躍する。 作風は 『赤後家の殺人』 等初期の密室ものから、 『皇帝のかぎ煙草入れ』 など中期の心理トリックもの、 そして 『死の館の謎』 等晩年の歴史ものへと変遷した。1977年歿。