タンテイショウセツノセイキ

探偵小説の世紀〈下〉

G・K・チェスタトン
乾信一郎 他訳


探偵小説の世紀〈下〉

ジャンル
海外ミステリ > アンソロジー
レーベル
創元推理文庫(M)

判型:
ページ数:594ページ
初版:1985年8月23日

ISBN:978-4-488-11011-6
Cコード:C0197
文庫コード:M-チ-3-11



内容紹介

上巻につづいて黄金期の名編を収める。アリバイ崩しに冴えをみせるヘンリー・ウエイドの「三つの鍵」を筆頭に、フォーチュン氏譚の「青年医師」、ソーンダイク博士ものの「白い足跡の謎」、あるいはチャーリー・チャンの生みの親ビガーズの「一ドル銀貨を追え」、ヘンリー・ウッド夫人の「エイブル・クルー」など、力作中編を併載した。

●収録作品
「三つの鍵」 ヘンリー・ウェイド
「遺伝」 アントニイ・マースデン
「青年医師」 H・C・ベイリー
「豚の足」 F・A・クマー
「一ドル銀貨を追え」 E・D・ビガーズ
「ミス・ヒンチ」 H・S・ハリスン
「封印された家」 ハルバート・フットナー
「強い兄ジョン」 ハーバート・ショー
「障壁の向こうから」 J・S・フレッチャー
「カステルヴェトゥリを殺したのは誰か?」 ギルバート・フランコウ
「白い足跡の謎」 オースチン・フリーマン
「偽痣」 J・D・ベリスフォード
「中の十二」 ネリー・トム=ギャロン&コールダー・ウィルスン
「エイブル・クルー」 ヘンリー・ウッド夫人


G・K・チェスタトン

1874年イギリス生まれ。作家、評論家。逆説と諧謔の大家として知られ、〈ブラウン神父〉シリーズに代表される短編推理小説は、コナン・ドイルの作品と並んで後世の作家たちに計り知れない影響を与えた。また長編『木曜の男』などに顕著な独特の幻想性により、現在でも熱狂的な読者を獲得している。1936年没。