ミステリーズ ヴォル55

ミステリーズ!vol.55 OCTOBER 2012


ミステリーズ!vol.55 OCTOBER 2012

ジャンル
国内ミステリ > ミステリーズ!

判型:A5判並製
ページ数:304ページ
初版:2012年10月15日

ISBN:978-4-488-03055-1
Cコード:C0093

装画:タケナカミノル
装幀:WONDER WORKZ。


内容紹介

■第22回鮎川哲也賞、第9回ミステリーズ!新人賞発表。両選評+ミステリーズ!新人賞受賞作 近田鳶迩「かんがえるひとになりかけ」掲載■没後十年 鮎川哲也の魅力を再発見する。特集「鮎川哲也を読み直す」 トリビュート小説 芦辺拓「黒い密室――続・薔薇荘殺人事件」など■読切短編 市井豊「青鬼の涙」、中村弦「提灯譚」、クリスタ・デイヴィス「ピーナツと香水」■特別企画 2012年7月31日、有楽町で行われた講演会の模様を誌上再現 桜庭一樹講演「故郷を書くために、故郷を離れるということ」ほか。


目次

第九回ミステリーズ!新人賞受賞作決定
近田鳶迩 かんがえるひとになりかけ
●胎児に憑依した男が体験する不思議な数か月。 「幽霊探偵」の新機軸、第九回ミステリーズ!新人賞受賞作

第二十二回鮎川哲也賞・第九回ミステリーズ!新人賞選評


【特集】
没後十年 鮎川哲也を読み直す

【評論】鮎川哲也『黒いトランク』私論 山田正紀

【私の鮎川哲也この一冊】
安萬純一  『準急ながら』
田中啓文  〈三番館〉シリーズ
深水黎一郎 『五つの時計』
山田彩人  『黒いトランク』

【トリビュート小説】
芦辺 拓 黒い密室――続・薔薇荘殺人事件
●名探偵・星影龍三の元に持ち込まれた“密室殺人”の手記──第一回鮎川哲也賞受賞作家が贈る鮎川パスティーシュ!


【連載】
大崎 梢 ようこそ書店大賞の夕べに 第二回
●「本屋の名探偵に謎を解いてほしい」福岡の書店から訪れた花乃は、多絵にそう依頼するが……

笠井 潔 魔の山の殺人 第六回
●「踵に二重三角の刻印のある靴を履いた人物は、犯人ではないというわけだね」

貫井徳郎 ドミノ倒し 第三回
●ひとつの事件に触れると別の事件に行き当たり、その事件がさらなる別の事件を呼び起こす……

坂木 司 坂木司ショートショート劇場 もうすぐ五時
●とある駅前広場での一コマをシュールに切り取った、傑作短編

西澤保彦 レイディ・イン・ブラック
●事件現場に遺されていた人物画、黒い衣装の女性は何者? シリーズ第四弾

柚木麻子 ねじまき片想い 宝子のおもちゃ事件簿 花やしきではちあわせ
●宝子が手がけた玩具の新作発表会の席で、またもや事件は起こる……! 好評連載第三回!


【読切短編】
市井 豊 青鬼の涙
●峻厳な祖父はなぜ涙を流したのか? 聴き屋君一家が勢揃いする、人気シリーズ最新作

中村 弦 提灯譚
●日本ファンタジーノベル大賞受賞作家が贈る、万霊節の夜に起きたささやかな奇跡の物語

クリスタ・デイヴィス ピーナツと香水 島村浩子◎訳
●夫婦水入らずの週末を過ごすべく、湖を訪れた妻を待っていたのは──

【連載コミック】
芳崎せいむ 鞄図書館 [二十三冊目(1)]

【特別企画】
桜庭一樹講演「故郷を書くために、故郷を離れるということ」


【エッセイ】
小林宏明 銃の細道――見る、読む、訳すGUNの世界 第二回
三島政幸 書店の窓から 啓文社コア福山西店

【ブックエッセイ】
秋田禎信 私の一冊 『深い疵』ネレ・ノイハウス
白石 朗  私はこれが訳したい THE NEDDIAD Daniel Pinkwater


【評論】
川出正樹 ミステリ・ライブラリ・インヴェスティゲーション 第六回

【コラム】
レイコの部屋 第五回

【Mysteries Book Review】
瀧井朝世 [文芸全般]
宇田川拓也[国内ミステリ]
酒井貞道 [翻訳ミステリ]
大川正人 [新訳・復刊]


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