ワタシガデビューシタコロ

私がデビューしたころ

ミステリ作家51人の始まり

東京創元社編集部


私がデビューしたころ

ジャンル
ノンフィクション・その他 > エッセイ

判型:四六判並製
ページ数:316ページ
初版:2014年6月27日

ISBN:978-4-488-02732-2
Cコード:C0093


装幀:東京創元社装幀室


内容紹介

【東京創元社創立60周年記念出版】

作家のデビューは、時に小説以上にドラマティックである。
「ミステリーズ!」の好評連載に書き下ろしを加えた、豪華執筆陣全51名のエッセイ集。作家を志したきっかけや、新人賞受賞までの道のりなど、デビューまでの波瀾万丈の逸話と作家であり続けるための創作論を、デビュー年順に贈る。
51のエピソードで読み解く、戦後日本ミステリ史!


目次

序文 戸川安宣(東京創元社顧問)

1 1940-1960年代
1949年 土屋隆夫   「隅の老人の思い出」
1955年 高城 高   「探偵小説の時代」
1959年 芦川澄子   「『愛と死を見つめて』のころ」
1961年 小鷹信光   「十面相×2」
1963年 辻 真先   「ただもう我武者羅に」
1967年 中町 信   「賞金十万円也」

2 1970-1980年代
1974年 山田正紀   「中野ブロードウエイ・ラヴソング」
1977年 竹本健治   「一回限りのカーニバル」
1978年 今野 敏   「書き続けること」
1979年 笠井 潔   「二つのデビュー」
1979年 戸松淳矩   「意味のないことなど起こりはしない」
1980年 逢坂 剛   「初心忘るべからず」
1981年 太田忠司   「僕は逆上がりができない」
1981年 島田荘司   「ナツコとの出会い」●書き下ろし        
1981年 菅 浩江   「SFファンからの長い道のり」
1983年 井上雅彦   「ショートショートが書きたくて」
1986年 芦原すなお  「悲壮で滑稽な意気込み」
1987年 綾辻行人   「宝物のようなもの」
1987年 倉阪鬼一郎  「風が吹くまでの長い道」
1988年 歌野晶午   「無謀に無謀を重ねて」
1988年 法月綸太郎  「ブルー・デイズ」
1988年 樋口有介   「八月の舟」
1989年 有栖川有栖  「二十年目を迎えて」
1989年 北村 薫   「そうだったのか!」
1989年 はやみねかおる「二足の草鞋が脱げるとき」
1989年 宮部みゆき  「十五年ひと昔」

3 1990-2000年代
1990年 芦辺 拓   「鮎川賞ビフォア&アフター 龍馬でミュージカルを、ついでにロマンス小説も」
1991年 松尾由美   「三度目の正直?」
1993年 倉知 淳   「新人賞を獲らずにデビューしてもまあどうにかなるものだというお話」
1993年 近藤史恵   「失ったものと見つけたもの」
1993年 田中啓文   「脇道」
1994年 愛川 晶   「三週間戦争」
1995年 小林泰三   「夢との再会」
1995年 柴田よしき  「やっと思春期?」
1995年 西澤保彦   「十三年目の再デビュー(のつもりで)」
1997年 荻原 浩   「小説に参戦」
1998年 鯨統一郎   「山あり谷あり」
1998年 柄刀 一   「二度目の処女作までの足跡」
1999年 井上尚登   「反省の日々」
1999年 桜庭一樹   「たったいまの出来事」
2000年 伊坂幸太郎  「喋るデビュー作」●書き下ろし    
2001年 青井夏海   「夢は自転車操業」
2001年 大倉崇裕   「先生は乱歩賞作家」
2001年 柳 広司   「下僕の誕生」
2001年 米澤穂信   「ボディ」
2002年 石持浅海   「地味です」
2002年 北山猛邦   「まだふわふわしてるの?」
2002年 坂木 司   「時候の挨拶」
2002年 東川篤哉   「タイキブリザードが負けたから」●書き下ろし
2003年 森谷明子   「『締切日必着』と『じっくり構想』」
2006年 大崎 梢   「楽しかったり、びくついたり、開き直ったり」