イツモガキエタヒ

いつもが消えた日

  【単行本版】

お蔦さんの神楽坂日記

西條奈加


いつもが消えた日

ジャンル
国内ミステリ > ミステリ

判型:四六判並製
ページ数:318ページ
初版:2013年11月29日

ISBN:978-4-488-02727-8
Cコード:C0093

装画:こころ美保子
装幀:大野リサ


内容紹介

もと芸者でいまでも粋なお蔦さんはご近所の人気者だ。滝本望はそんな祖母と神楽坂でふたり暮らしをしている。三学期がはじまって間もないある日、同じ中学に通うサッカー部の彰彦と、その後輩・有斗、幼なじみの洋平が滝本家を訪れていた。望手製の夕飯をお腹いっぱい食べ、サッカー談義に花を咲かせた、にぎやかな夜。しかし望と彰彦が有斗を自宅に送り届けた直後、有斗が血相を変えて飛び出してきた。 「部屋が血だらけで! 家ん中に、誰もいないんだ!」消えた有斗の家族の行方、そして家族が抱える秘密とは──。



西條奈加

(サイジョウナカ )

1964年、北海道生まれ。2005年、『金春屋ゴメス』で第17回日本ファンタジーノベル大賞を受賞してデビュー。2012年『涅槃の雪』で第18回中山義秀文学賞を受賞。2015年『まるまるの毬』で第36回「吉川英治文学新人賞を受賞。他の著書に『鳥金』『善人長屋』『四色の藍』『朱龍哭く 弁天観音よろず始末記』『千年鬼』など。